今回は京急本線「鶴見市場駅」から徒歩1分にある美味しいうどん屋さんをご紹介します。
鶴見市場駅は聞き慣れない駅名かも知れませんが、箱根駅伝で数々の名シーンを生み出した鶴見中継所がすぐ近くなので、駅伝ファンの方はご存知ではないでしょうか。
出汁の良い香りに誘われるように歩いていると、白いのれんに紫色で「手打うどん」の文字が印象的なお店が姿を現します。
ご家族で営まれていらっしゃる様で、お店に入ると何だかとってもホッとします。
先ずは温かいかけうどん。
讃岐系の透き通ったおつゆを一口飲むと、お出汁の効いた旨味が体の芯まで染み渡ります。
ここでうっかりおつゆを飲み干さないよう気を付けましょう。
オープン当初はもっと透き通った出汁にしていたようですが、地域に合わせて少し醤油を効かせるようになったそうです。オープン当初から通っていたのに気付かず、、、まぁとにかく美味しいのです。
うどんはつるつるもちもち、のど越し柔らかでこのお出汁にとっても合います。
元気な時はもとより、夏バテ、風邪気味(コロナには気を付けて)、寒い冬に食べたいうどんです。
続いてかけうどん。
筆者はここのざるうどんが大好きです。
冷水で締めたうどんはしっかりとしたコシがあり、もっちりとした弾力で歯切れよく、小麦の旨味をダイレクトに味わうことができます。
「うどんは飲み物」という言葉を聞いたことがありますが本当です。
ここのうどんは飲めます。(注:基本的にはよく噛んでお召し上がりください。)
おつゆは醤油の尖ったきつさは無く、ほんのり甘めで出汁が良く効いており、これに大根おろし等の薬味を加えたらそのまま飲めてしまう程です。私は実際に飲み干して帰ります。
讃岐系と書いたのは、讃岐うどんの定義として香川県産の小麦を使わないといけないとのこと。ご主人のこだわりで長野県産の小麦を使用しているので、讃岐うどんとは名乗れないそうです。
ご主人はお酒にも力を入れており、日本酒は地酒を定期的に変えながら提供されています。
夜はてんぷらをおつまみに飲むのも良いですね。揚げたてのてんぷら美味しいですよ!
うどんを愛する優しいご主人が作るうどんは絶品です。
ご夫婦で営む小さな町の素朴で素敵なうどん屋さん。
ご馳走様でした。
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